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ネットワークエンジニアになりたい未経験者におすすめの資格

ネットワークエンジニアの資格を取るなら

資格を持っていなくても未経験者を採用してくれる企業もたくさんありますが、就職や転職を有利にする為に資格取得するのはありです。エンジニアとしてキャリアを形成するために、資格を取得して自分を押し上げていく姿勢が大切です。

ネットワークエンジニア
目次:

  • 未経験の方におすすめの資格
  • 基本情報技術者
  • CCNA(CiscoSystems)
  • CCNA合格者の現実
  • CISCOのエントリー資格・CCENTについて
  • ITパスポート
  • 資格の考え方

未経験の方におすすめの資格

未経験者や新卒は資格を取得することでやる気をアピールすることができます。ネット上には、基本情報もCCNAも簡単との意見をみかけますが、しっかりと勉強しないと合格できない資格ですよ。意外と難しい!

  • 基本情報技術者
  • CCNA

基本情報技術者やCCNAの参考書を読んでみて難しいと感じるのであれば、まずは、ITパスポートを取得して基礎知識を高めましょう。

  • ITパスポート

 

基本情報技術者

幅広くITが理解できるITエンジニアの登竜門。情報処理技術者試験の中の基本情報技術者(国家資格)です。英語表記にするとFundamental Information Technology Engineer Examination、通称FE。ITの基礎を学びたいのであれば、この資格しかありません。新人に必ず取得させる企業もあります。ネットワークについては資格の一部でしかありませんがIT業界でエンジニアとして働く為の基礎が学べます。ちなみにプログラムもありますよ。

  • 種別:国家資格
  • 受験日:春と秋(4月・10月)
  • 学習期間:未経験なら6ヶ月ぐらい
  • 対象:新人ITエンジニア全般
  • 合格率:26%程度

 

CCNA(CiscoSystems)

ネットワークエンジニアの求人でよく目にするCCNAです。世界最大手のネットワーク機器メーカーであるシスコ社による技術者認定資格です。Ciscoによる技術者認定資格はたくさんありますが、ネットワークエンジニアの代表的な入門資格はCCNAでしょう。

実際のところ、CCNAを持っていなくても就職できてしまいますが、インフラ系のエンジニアとして食べていくならこのレベルの知識は最低でも知っている必要があります
cisco CCNA取得
Ciscoの資格は3年毎に更新しなくてはなりません。いちど資格を取得しても、3年後にもういちど試験を受けなくてはなりません。更新を忘れると失効してしまいます。これがシスコがお金儲けで資格ビジネスをやっていると言われている理由です。資格商法ですね。

試験内容はネットワークエンジニアにドンピシャなので、いちどCCNAを取得して実務経験を積み、更新しないのもありだと思います。実務経験者の場合、CCNAを持っていることで転職が有利になることはあまりありません。未経験者の場合、ネットワークについて最低限知っている証明にはなります。

  • 種別:CiscoSystems
  • 勉強期間:未経験なら3~6ヵ月ぐらい
  • 対象:ネットワークの基礎を学びたい方
  • 試験日:毎日

CCNAを取得するには2種類の方法があります。CCNAを一発で受けるパターンとCND1とCND2の2つを取得するパターン。

一発 200-125J CCNA
あわせ技 100-105J ICND1
200-105J ICND1

 

CCNA合格者の現実

はい。ちょっと悲しいお知らせです。かつての私の話でもありますが、実務経験のない状態で、CCNAやその上位資格であるCCNPを取得しても、ネットワークについて理解できているとは言えない状況です。これが現実。

初心者がITの資格を取得するのであれば、ネットワークだけでなく、ITについて網羅的、広範囲に学べる資格の方がいいです。しかし、シスコの資格はSI企業に就職するのであれば、武器になるのは間違いありません。悩ましい話ですね。

できることなら、情報処理技術者試験を優先しましょう。

 

CISCOのエントリー資格・CCENTについて

未経験の人がCCNAの教材をみると、書いてあることがまったく理解できないはず。用語を調べても、その説明文にすら見たことのない言葉が並び、ワカラナイという負の連鎖があるかもしれません。

そんな時、目につく資格がCCENTです。打ちのめされた人達にCISCOは優しく囁きます。CCNAの前にCCENTを取得しないか!15,000円で! もちろん、CCENTの内容は悪くないです。基本的なネットワークやセキュリティ、小規模なネットワークのインストールから運用、トラシュー(トラブルシューティング)まで学べます。

しかし、15,000円を支払ってCCENTを取得しても企業は評価しないという問題があります。企業が評価するのは最低でもCCNA以上です。もし、あなたがSI企業の営業になるなら褒めてもらえるけどね。

 

ITパスポート

情報処理技術者試験の中のひとつ「ITパスポート」について。通称「IP」。同じような資格にNTTコミュニケーションのドットコムマスター(.comMaster)があります。汎用性が高いことから、ITパスポートをおすすめします。

基本情報技術者もCCNAも初心者には難しい試験です。受験するために参考書を買ってみたけど読めない・・・そんな方は、ITパスポートから始めるのはどうでしょうか。

IT企業の営業を目指している方がITパスポートを持っていると就職にチョットだけ役立つと思います。やる気は感じますね。あとコールセンターで働くIT系テクニカルサポートなら評価されます。ITエンジニアなら履歴書には書く必要ないかも・・・そんな立ち位置にある資格です。

  • 種別:国家資格
  • 勉強期間:未経験から1~2ヵ月
  • 対象:IT業界に興味のある方

 

資格の考え方

別の記事にも書きましたが、資格を取得したからといって学ぶことをやめてしまうとエンジニアとして終わってしまいます。資格取得は学習の一部でしかありません。常に学んでいく姿勢が大切です。

いま就職活動中であれば、資格を習得する前にIT企業に飛び込んでみてはどうでしょうか。また、新人研修のある企業だと実際の機器にふれながら1ヶ月でCCNAを取得させることろもあります。

上記資格をすべて取得しても、面接官の評価はやる気を感じる以上ではありませんので見る前に跳べですね。まずは、就職してネットワークエンジニアになってしまいうことが大切です。実務をこなしながら、少しずつ勉強してエンジニアとして上を目指していけばいいと思います。

ネットワークエンジニア未経験者の選択 – 派遣社員と正社員
未経験から正社員のネットワークエンジニアになる

学生なら、ITパスポート→基本情報→CCNAの順番で取得しましょう。ネットワークについて深く学ぶより幅広くITの知識を増やす方が得策です。

資格取得のために学校に通うのはお金の無駄です。ITエンジニアに大切なのは自己解決能力です。資格取得は独学でいきましょう。もし学校に通っているなら、その事実を隠して就職しましょう。

ネットワークエンジニアになるために専門学校に通うべき?

 

以上、「ネットワークエンジニアになりたい未経験者におすすめの資格」でした。

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