自分の適性給与を知らないエンジニアは危険な状況にあります。日常の忙しさに疲労困憊しハンドルを握らずアクセルだけを踏み込んでいる状態です。
実は、外国人エンジニアはこの部分(自分の市場価値)だけはすごくシビアなんですが、日本人エンジニアには、なるようになるさ的な人が大勢います。エンジニアとしてのスキルレベルの話ではなく、普段から自分の市場価値を意識しているのかという意味です。
冒頭でも書いていますが、自分のエンジニアとしての価値を把握している方は少数です。
なぜ市場価値を知らないことが危険なのかと言えば、自分自身の立ち位置がわからないならキャリアをデザインすることが困難だからです。現状を理解することで目標とする給与までの道筋を意識することができます。
現在のあなたのスキルにどれぐらいの価値があり、将来性はどうなのか、現在のスキルになにを上乗せすれば、価値を高めることができるのか、ここを意識した上で仕事をする。仕事の後に新しいスキル習得に時間を使う。
例えば、年収800万の仕事にはなにが必要なのか。今の立ち位置からなにをすれば辿り着けるのかを明確にしましょう。自分はRPGの主人公であり、レベル上げの方法を理解しているなら、あとはヤルかヤラないかの話ですよね。
そこで本題の「あなたの市場価値を把握する方法について」です。
- エンジニアの給与はどう決まるのか
- あなたの価値を知るたったひとつの方法
- 答えはシンプル【プロに客観的にみてもらう】
- 自分の価値を知る必要性
- ネットワークエンジニアの転職についての心構え
エンジニアの給与はどう決まるのか
職業別の給与統計情報を目にすることもありますが、大企業に務めるエンジニアのデータです。そのデータとあなたのキャリアを照らし合わせても無駄です。スキルレベルが把握できないデータなら、まったく参考になりませんよ。
給与は商品の価値と同じく需要供給で決まります。エンジニアの価値は常に変動しています。
- 間違い:30歳だから給与は**ぐらい。
- 間違い:家族がいるので、最低でも**万円。
- 間違い:同僚と同じ給与が欲しい
また、給与は会社の規模や財務状況、求職者のバックグラウンドやスキルに左右されるので、ネットワークの設計構築ができるので年収いくらという基準には意味がありません。それでも、アナタの価値をすぐに判断する方法があります。
あなたの価値を知るたったひとつの方法
ざっくりと経験3年だから給与はいくらといったイメージを持っている方や前職を基準としている方も多いと思います。しかし、そこにも大きな誤りがあります。
「自分の価値を自分で見出すのは難しい」という当たり前の話です。あなたが考えている以上にあなたの価値が高いことも十分にあるはずです。
また、複数の求人サイトを調べてみるこで、大雑把に自分の市場価値を把握している方もいます。この場合、根拠に一定の客観性はあるものの、エンジニアの給与は、幅を持たせて記載されているため、給与を算出するのが難しいです。求人のモデル年収は、実際に企業が提示する給与との乖離も多くあてになりませんよね。
答えはシンプル【プロに客観的にみてもらう】
人材コンサルタントや転職アドバイザーに聞くのが一番です。毎年、数百人のエンジニアと企業をマッチングさせていますので、人材コンサルタントの見る目は優秀です。統計データからみたあなたの適正給与が分かります。
判断材料は、あなたのキャリアや学歴、資格を総合的に判断に判断したものと、企業側の需要です。人材コンサルタントが現実的なアナタの市場価値を判断してくれます。
自分の価値を知る必要性
ネットワークエンジニアの仕事を探している方は、まず自分の価値を把握した上で転職活動をすることをおすすめします。いわゆる基準値を持つこと。ネットワークエンジニアとして将来どうなりたいのかを明確にして、現在の価値を把握しておけば、より現実的な就職活動ができるのではないでしょうか。
【経験者】ネットワークエンジニアの人材紹介
【未経験者】ネットワークエンジニアの人材紹介
ネットワークエンジニアの転職についての心構え
いい仕事を見つける単純な法則
ネットワークエンジニアの退職理由の書き方
勝つ就職術・差別化するには
ネットワークエンジニアの志望動機について
以上、「ネットワークエンジニアの適正給与を知る方法」でした。