このサイトを読んでいる人、特に未経験の人やネットワークエンジニアになって日の浅い人が、時折、お悩み相談メールをくれるので律儀に返信しているけど、ITエンジニアになるということにどれくらい重きを置いているのかがいまいち分からないので、非常にアドバイスが難しい。
最近、よく耳にするブラック企業についても私と世間(相談メールをくれる人)ではギャップがあるらしい。そんなワケで、ITエンジニアにとってのブラック企業を考えてみたい。
ITエンジニアにとってのブラック企業とはなにか
- ブラック企業の定義について
- ITエンジニアにとってのホワイト企業とは
- 未経験の浅いネットワークエンジニアが心掛けること
- ホントのブラック企業とは
- 総括・ネットワークエンジニアとブラック企業
ブラック企業の定義について
私の考えるブラック企業の定義は、お役所的にまったりと仕事をして9時5時で帰りたい人の定義とは決定的に違う。勘違いしてほしくないのでフォローしておくと、私は24時間仕事がしたいとか、俺たちは奴隷じゃないとか、切れてしまう人もいるかもしれないけど、そんな極端な話じゃないよ。
静かに私の話を聞きましょう。あなたは聞く人です。
要するに、エンジニアとしてのスキルは企業ではなく個人に蓄積されるので、あなたが学べる環境で仕事をしているなら、労働時間や待遇でホワイト企業とブラック企業を区別してはいけないということです。
エンジニアなら将来性を重視。リターンは後からやってくる。
ITエンジニアにとってのホワイト企業とは
ある一定のレベルを超えてしまえばエンジニアの転職は簡単です。このようなことを書くと、30代、40代になると転職が難しいとか、学歴がないので大企業が採用してくれないとか、うだうだ言う輩もいるはず。切羽詰まって私にキレてしまう人もいるはずだ。
しかし、静かに私の話を聞きましょう。あなたは聞く人です。
誰も雇ってくれないなら、会社を設立すればいいだけの話。時間単位ではなく、自分自身のスキルでお金を稼げばいい。中途半端にやってるから駄目。
新人エンジニアが一番重要視しなくてはならないことは、総労働時間ではなく、賞与でもなく、給与でもありません。学び続ける環境があるのか。←ここだけ。
スキルが蓄積できるなら、いま肉体的、精神的にキツイ状態でも、それはブラック企業ではなくて超ホワイト企業。猛反省して下さい。お金をもらいながら新しいことが学べる。世の中には、IT系の専門学校やセミナーなどで知識の習得に高いお金を支払っている人もいるわけだ。
スキルは最高の無形資産なので学ぶことがなくなってから会社は辞めるべき。
ホントのブラック企業とは
本当のブラック企業はスキルアップできない世界だ。あなたのスキルは停滞したまま時間だけが過ぎていく。競争はどんなカテゴリーでも常にある。同僚や世代間の競争、海外エンジニアとの競争、企業同士でも。エンジニアとして生き残っていくつもりならスキルアップできる環境を選択し続ける必要がある。
これが私の主張ではあるけど、目先のお金を追いかけるより、エンジニアとしての理想を追いかけた方が高いレベルまで到達できので、やりたいことを選択するだけ。日本にあなたの求める世界がないなら、海外に挑戦すればいいだけ。
総括・ネットワークエンジニアとブラック企業
新人は、白紙のキャンパスのような状態なのでスキルアップを重視した仕事選びが大切。もちろん、給与や労働環境は重要だけど、エンジニアとしての理想を追いかけるべき。スキルは企業ではなく個人に蓄積されるので、ブラックと思える企業は超絶ホワイト企業かもしれない。
日本の労働環境にウンザリなら、海外に挑戦するのもあり。どの国のITエンジニアも同じようなことをしているワケだから、日本でガッツリ経験を積んで海外に行けばいい。エンジニアなんだから、新しいことにどんどん挑戦するべき。海外でワォワォ言いながら、マッチョにconfig書けばいいだけだ。
余談になるけど、海外には素敵な女性もたくさんいるので現地で嫁も探そう。ただし、海外にも女性エンジニアはいるけど、ご察し下さいの場合が多いので他の職種で探すのが賢者の選択。日本人女性だけで満足しているなら、確実に人生の9割は損している。ここはメモっておきましょう。当記事で一番大切なところです。
もうヤマトナデシコには戻れません(遠い目)
「ネットワークエンジニアとブラック企業について」でした。
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