6月18日「ネットワークエンジニアにおすすめの紹介予定派遣」修正。

ネットワークの保守とは

ネットワークエンジニアのお仕事についての第三弾。

「ITエンジニアになろう」と決意して就職転職サイトを眺めてみると、襲いかかる疑問。それは求人概要を熟読しても業務内容が理解できないことです。

「保守?運用?ネットワーク?インフラ?」

「全然わからない!」

事細かに業務内容が書かれていても専門用語が多すぎて内容がイメージできないという悲しい話。しかも、同じような職務内容でありながら企業や案件によって呼び方が違うこともある。

「ネットワークの保守」と「インフラの保守」はなにが違うのか?

そんなあなたの疑問に3分で答えます。

ネットワーク保守について

 

ネットワークの保守とはなにか

ネットワークの設計構築フェーズが終わると運用がはじまります。大規模なサービスだと設計構築の後にテスト運用があり、問題がなければ本番運用がスタートするわけです。

運用が始まるということは、顧客へのサービスが始まることと同義です。WEBアプリならローンチした日ですね。日々運用をしていくとトラブル・障害が発生します。

そのトラブルに対応するのが保守の役割です。すでに動いているネットワークのトラブルシュートです。

インフラ保守の職域

ネットワークやインフラの運用保守は監視と同じでチームで働くことが一般的です。運用監視スタッフにある程度の保守を任せている企業や監視のみを任せている企業など、保守にも様々なパターンがあります。運用監視スタッフが対応できないものは保守スタッフが対応します。

しかし、保守スタッフがすべてのトラブル対応ができるわけではありません。できない部分は、ベンターや外部の専門家に対応を依頼します。しつこく書いていますが、作業領域や仕事の呼び方は、案件ごとに違うのでなんとも言えません。

まとめてしまうと、トラブル対応するのが保守の仕事です。

インフラの運用に保守も含まれる

インフラ系のトラブル対応をする人を以下の様に呼びます。3番のインフラの運用には保守の文言がありませんが、運用のなかに保守も含まれているので間違いではありません。同じ仕事でも様々な呼び方があることを覚えておきましょう。

  1. インフラの保守(ネットワーク、サーバなど)
  2. インフラの運用保守(ネットワーク、サーバなど)
  3. インフラの運用(ネットワーク、サーバなど)

インフラの運用保守となるとネットワークだけでなくサーバを含むので業務が多岐に渡ります。どのようなOSのサーバなのか、またサーバの上でどのようなサービスが動いているのかで業務内容が変わってきます。

インフラの世界は広いのでひとりのエンジニアがすべてに対応することは不可能です。しかし、UNIXとネットワークの基礎は覚えておく必要があります。ネットワークエンジニアなのにサーバの知識がないと将来的に行き詰まってしまうはずです。

ネットワークの運用監視について
ネットワークの運用監視とサーバの運用監視の違い

 

ネットワークの保守と運用監視の違い

運用監視は自社で行い、トラブル対応のみSI会社に依頼する企業や自社ですべて対応する企業、どちらもSI企業に依頼するパターンがあります。運用監視と保守の違いをまとめてみます。

運用監視の業務

運用監視はマニュアルを参考にしてトラブル対応します。基本的にマニュアルに書いていないことをしてはいけません。運用マニュアルに記載されていないトラブルの場合、保守に連絡します。

  • 監視業務
  • ログ取り・アップデート
  • 障害の切り分け

障害がどこで発生しているのかを監視端末で確認して、対応できそうな問題であれば運用監視スタッフが対応します。運用監視が対応してよい障害は、保守や設計構築部隊が作成した運用マニュアルに記載されています。

ネットワークの運用監視とサーバの運用監視の違い

 

保守の業務

運用監視チームから上がってきた障害に対応します。保守を別のSI企業に任せているところや自社ですべて対応するところもあります。企業ごとに運用ルールがあります。セキュリティーやコンプライアンスの問題でリモートの作業を認めていないところもあります。

自社のインフラは自社で運用保守をするけど、より専門的な知識が必要な部分のみベンダーに依頼することもあります。どのレベルの保守をする必要があるのか、また、ネットワークだけなのか?サーバは業務範囲なのか?についても就職・転職するときには確認しておきましょう。ちなみに、大手企業の場合、ベンダーの社員が常駐しています。

 

インフラ保守の仕事の難易度について

ここまで読んできた方は、保守の仕事はピンからキリまであることが分かったのではないでしょうか。

ネットワークの序列は一般的に以下のようになっています。右側が上流工程と呼ばれる業務です。設計構築の上には、プロジェクトマネージャなどの業務や少し学術的な世界になりますが、研究職があります。日々の業務をこなしながら、少しずつネットワークやサーバについてのスキルを磨いていき、設計構築を目指しましょう。

監視→運用保守→設計構築

インフラエンジニアの将来について

 

ネットワーク設計構築の流れ

ネットワークの設計構築の業務フローを把握しておきましょう。顧客へのヒアリングから始まり、最後の導入(インストール)が終わるとサービスインします。ネットワークが稼働し始めます。サービスインと同時に保守の出番がやってきます。

ヒアリング→設計→検証(負荷試験や冗長化試験など)→構築→導入(インストール)→運用開始(監視・運用・保守)

ネットワークの設計構築について

 

ホントはとても難しい保守業務

運用がはじまると保守の出番です。幸運にも試験端末(利用されていないネットワーク機器)などの予備がある場合は事前にコマンドを試し打ちしたり、トラブルに備えることができます。

しかし、試験端末がない職場もあります。あまり知らないネットワーク機器のトラブル対応なども当然あります。震える手でコマンドを叩くエンジニア達。想像できますか?すごいプレッシャーです。よく知らないネットワーク機器のトラブル対応です。

大手企業でも、すべての機器の検証端末・試験端末があることは稀なので保守業務は大変なんです。もう一度、保守の仕事がどのように発生するのかについてみてみましょう。

  • 障害発生→保守対応

 

問題が起きないのであれば保守に仕事はありません。ネットワーク機器のファームウェアをアップデートする程度でしょうか。運用スタッフが保守を兼任していることが多いのは、このような理由からです。

数年ごとに行う機器のリプレースを外部に投げてしまうのであれば、障害の時以外にやることはあまりありませんね。リプレースが保守の仕事になると、コンフィグの作成や検証など、設計構築の仕事を兼任していることになります。

 

 

 

インフラの保守はネットワークのみの保守より幅が広い

ネットワークの保守をこなすには、ネットワークの基礎と機器メーカーの製品マニュアルやコマンドリファレンスを読めば対応できます。CISCOやALLIED,YAMAHAなどネットワーク機器メーカーはたくさんありますが、ネットワークの基礎を覚えてしまえば問題なく障害を解決できるでしょう。

しかしインフラの保守となるとハードルがグッと上がります。

サーバ自体の操作でも、WindowsサーバやUNIXサーバで違います。UnixにしてもSolarisやAIXでコマンドが違います。シェルが書けないと業務の幅が広がらないし効率化もできません。またサイボウズなどの業務ソフトもインフラに含まれるのが一般的です。

 

ITインフラのすべてを覚えることは不可能です。仕事をこなしながら、エンジニアとしての目標を持ち少しずつ勉強していきましょう。

インフラエンジニアの将来について

 

就職・転職時に確認すること

求人サイトでインフラの保守の案件を見つけたら、業務範囲はネットワークなのかサーバなのか、またその両方なのか確認しましょう。ネットワークであれば、インストールされている機器や構成、使われているプロトコルなどの確認も必須です。

IT業界は建築業界と同じようにブラック企業がのさばっています。いくらやる気があっても上流工程に関わる案件を持っていないSI企業も多いです。会社の口コミは捏造できてしまうことから、転職エージェントを利用して慎重に就活して下さい。

ネットワークエンジニアに最適な人材紹介会社・未経験
ネットワークエンジニアに最適な人材紹介会社・経験者

 

ネットワークエンジニアになるために知ってもらいたいこと

ネットワークエンジニアの魅力について
客先常駐のメリット・デメリット | ネットワークエンジニアの働き方
未経験から正社員のネットワークエンジニアになる
ネットワークエンジニアになるために専門学校に通うべき? 【就職転職】

 

 

以上、「ネットワークの保守とは」でした。

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