定年まで社員をクビにしない、面倒をみてくれる超大手企業が転職回数を気にするなら理解できるけど、業績が悪くなったら簡単にリストラしてしまう企業のカス人事部が、しれっと転職回数を聞いてくるなら、「おたくら簡単に社員クビにしてますやん」ってツッコミをいれてあげないとカスが助長するばかり。
しかし、そんな困った人達だって、必死に会社にしがみついているワケで、すぐに辞めてしまう可能性がある求職者を採用するとマイナス査定になってしまう。だから、非常に分かりやすい物差しとして転職回数がある。
転職回数が多い人はどうすればいいのだろうか?
- ITエンジニアと転職回数について
- 人事部の心配事と責任の所在
- IT系わらしべ長者的転職術
ITエンジニアと転職回数について
「転職は3回まで」と「お菓子は200円まで」は、どちらも同じような話。特にSIの現場なんて、プロジェクト自体が会社のような状態なので4つのプロジェクトに関わることは、4回転職するイメージ。そんな世界を知っているIT業界の人は、転職回数に比較的寛容だと思う。それに、ひとつの会社でずっとルーチン化した仕事をしていたエンジニアは使い物にならないことを人事部は知っている。
転職回数が多いと不利という話をする人は多いけど、キャリアの方向性がはっきりしているなら、なんの問題ない。
要するに、
- 駄目(営業→ネットワークエンジニア→飲食店)
- 良い(ITサポート→プログラマー→SE)
ちょっとだけ冒頭でも書いたけど、そもそも転職回数を気にする企業は社員を解雇しないのか、こんなことを面接で人事部に食って掛かっても無益すぎる。人事部の理屈だと、「就職してもまた転職してしまうのでは」との心配があるらしい。だから、その心配を払拭するだけの志望動機なり、猜疑心にまみれた人事部が納得できる理屈をつけてあげるべき。それだけの話。
人事部の心配事と責任の所在
人事部のオヤジは心配している。「ガッツリ採用コストを掛けて新しいエンジニアを採用したのに、すぐに辞めてしまったら、俺の責任問題じゃないか」とピリピリしている。海外の人事部とは違い日本の人事部は保守的って言葉がしっくりくる人達が集まった部署で、お金を生むところではない。
選考ミスしたときの言い訳が必要なので、ISPをやってみたり、先ほどの転職回数の話になる。要するに、人事部のオヤジに「安心しろ」って声をかけてあげられるヤツが合格するのが就活です。
ITわらしべ長者的転職術
SIの現場になると、客先常駐が一般的な勤務形態。複数の会社から寄せ集めのエンジニア部隊であったとしても、元請け企業とお客さんがいるわけで、勤務期間は常に自己PRができてしまう。まずは、友達になることからスタートすべし。
コネを少しずつ作っていけば、就活をエージェントに頼る必要はない。今、コネがないなら、インフラ系に強い転職エージェントを利用する。あとはエンジニアとして仕事をしながら、コネ作りに励もう。
ネットワークエンジニアに最適な人材紹介会社・未経験
ネットワークエンジニアに最適な人材紹介会社・経験者
以上、「ITエンジニアと転職回数について」でした。