ネットワークエンジニアはどこに辿り着くのか
ネットワークはITの基礎です。ネットワークエンジニアからIT業界に入った後のあなたの最終目的地を考えてみましょう。
- 将来を明確にする
- インフラを極める
- ネットワークエンジニアのお仕事
- 憧れのプロジェクトマネージャ
- プロジェクマネージャーの必須能力
- 社内SE・社内管理・情報システム部
- ITコンサルタント
- 新人ネットワークエンジニアの目的地・まとめ
インフラを極める
運用管理から業務を始め、設計構築、セキュリティや仮想化に進むハイレベルなエンジニアを目指すコース。もちろんサーバやミドルウェアの知識も必要ですね。このクラスのエンジニアで英語ができるのであれば、どこでも通用するはず。
もしアナタの給与が不当に安かったとしても、プロジェクトで一緒になった企業やプロパーからのお誘いがあります。ネットワークエンジニアの憧れでもあるシスコで働くこともより現実的になるでしょう。
ネットワークエンジニアのお仕事
ネットワークの運用監視について
ネットワークの保守について
ネットワークの設計構築について
憧れのプロジェクトマネージャ
実際のプロジェクトマネージャは顧客にヘコヘコしながら納期に追われ消耗していくキツイ仕事です。しかし、エンジニアからみると一家の主のような存在でもあります。プロジェクトマネージャの事をPMと呼ぶこともあります。ちなみにネットワークエンジニアはNEです。
プロジェクマネージャの苦悩を知るべし
- PMの能力が足りない場合は、プロジェクトがデスマーチとなる可能性が高い。
- 不満を抱えたエンジニアからの突き上げと顧客からのクレームの嵐。そして迫ってくる納期。
- 見通しが悪いと、死ぬほど働き、エンジニアと顧客から恨まれ、赤字を垂れ流し自社にも迷惑を掛けてしまうという負の連鎖。
プロジェクマネージャの必須能力
プロジェクトマネージャは一家の主です。しかし顧客やエンジニア連中の言いなりになってはいけません。なによりも優先するべきなのは会社の利益です。プロジェクトマネージャを目指すのであれば、キャリアや大手SIに入社しましょう。エンジニアとしての経験があってこそ務まる業務です。
- ただ知識があるだけではなく折衝能力は必須。
- プロジェクトの納期を守る、ボランティアではないのでガッツリ利益を上げること。
- エンジニアに恨まれることを恐れてはいけない。YESマンじゃ駄目。
社内SE・社内管理・情報システム部
仕事がルーチン化しやすいため、スキルアップはあまり期待できません。ある程度エンジニアとしての経験を積んでから目指す職業。大企業は別として一般的に給与が高いとは言えない仕事です。しかし、腰を据えて仕事がしたいエンジニアの最後のオアシスかもしれません。この業務については、別の記事に詳しく書いたのでそちらを参考にして下さい。
社内SEでも、業務系SEとインフラ系SEがありますがネットワークエンジニアから転職するならインフラ系SEですね。
ITコンサルタント
ITコンサルタントの定義は難しいです。インフラ系のエンジニアとして実務を積むことで自然と見えてくる職業です。営業とエンジニアをミックスした業務です。エンジニアとしての業務より、提案や折衝が好きな方はITコンサルタントも視野に入れておきましょう。
エンジニアの経験がないITコンサルタントはありえません。使えない、って意味です。エンジニアとしての経験がないのにITコーディネーターとか中小企業診断士などの資格武装しても無駄です。資格に目が眩んでいる人は注意して下さい。顧客から馬鹿にされて終わります。
少し細かい質問を受けると「社内に持ち帰らせて下さい」とか「エンジニアに確認してみます」しか言えない人達はなんちゃってコンサルタントです。
- 「それなら最初から知ってるやつを連れてこいよ」
- 「ITコンサルタントとか名刺に書いてあるけど、お前はなにもできないだろ。知らないのに提案するなよ。」
顧客に信用されないワケです。現状では、なんちゃってITコンサルタントがわんさかいますが、いずれ淘汰されていくでしょう。営業が泊を付けるためにITコンサルタントを名乗っている場合も多いので注意しましょう。
IT業界の肩書が意味をなさない理由
SEは目指すものじゃない
新人ネットワークエンジニアの目的地・まとめ
少し辛口になりましたが、ネットワークエンジニアからIT業界を目指す方の参考にしていただければと思います。新人エンジニアやIT業界未経験の人は、将来の具体的なイメージを持つのが難しいと思いますが、経験を積むうちに方向性が定まってくるので安心して下さい。
当記事の話は、あたまの片隅にでも置いておきましょう。
新人 or 未経験から一人前のエンジニアになる為に考える事
どうすればエンジニアとして生き残っていけるのか。どのようなキャリアを選択するべきなのか。一般的にSI企業は、エンジニアのキャリアに責任をもっていません。将来がないエンジニアにならない為にも、自分のキャリアを常に意識して仕事をする必要があります。特に未経験の人は、絶対にプロのカウンセリングを受けるべきです。
人材コンサルタントとの付き合い方
専門職に就くのに30代は遅すぎるのは事実です。しかし、可能性はあります。
30代未経験からネットワークエンジニアになる
エンジニアとして業務をこなしながら資格を習得していくべきです。学生や時間がある方は、以下の記事を参考にネットワークを学びましょう。
本気でネットワークエンジニアになりたい方におすすめの資格
以上、「ネットワークエンジニアの目標はどこ」でした。